スラヴォイ・ジジェク
( じじぇく,すらヴぉい )1949年スロヴェニア生まれ。哲学者、精神分析家、文化批評家。現在は、リュブリアナ大学社会学研究所の上級研究員など。現代政治から大衆文化まで扱うラカン派マルクス主義者。著書に『大義を忘れるな』(青土社)、『パララックス・ヴュー』(作品社)、『ロベスピエール/毛沢東』(河出文庫)、『ラカンはこう読め!』(紀伊國屋書店)、『否定的なもののもとへの滞留』(ちくま学芸文庫)他多数。
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990
円978-4-480-06557-5
0210
852
2010/07/05
新書判
272
頁二十世紀末に「歴史は終わった」と高笑いしたリベラル民主主義の時代はこの十年で終わったはずだった。だが彼らはいまだ危機をあおってわれわれを欺こうとしている。今こそ資本主義イデオロギーの限界と虚妄を白日の下にさらし、世界を真に変革へ導く行動原理を、まったく新しいコミュニズムを語らねばならない―。闘う思想家ジジェクが、この十年の混迷を分析。二十一世紀を生き抜くための新しい革命思想を問う。
最初の十年の教訓
第1部 肝心なのはイデオロギーなんだよ、まぬけ!(資本主義的社会主義?
ショック療法としての危機
敵性プロパガンダの構造
人間的な、あまりに人間的な
資本主義の「新たな精神」 ほか)
第2部 コミュニズム仮説(新時代の共有地囲い込み
社会主義かコミュニズムか?
「理性の公的使用」
ハイチにて
資本主義の例外 ほか)
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