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ちくま新書

日本の国境問題

——尖閣・竹島・北方領土

どうすれば守れるか、 取り戻せるのか

どうしたら、尖閣諸島を守れるか。竹島や北方領土は取り戻せるのか。平和国家・日本の国益に適った安全保障とは何か。国防のための国家戦略が、いまこそ必要だ。

定価

836

(10%税込)
ISBN

978-4-480-06609-1

Cコード

0231

整理番号

905

2011/05/09

判型

新書判

ページ数

240

解説

内容紹介

海に囲まれた島国・日本にあっても、周辺には解決が困難な国境問題を抱えている。尖閣・竹島・北方領土。領土は魔物である。それが目を覚ますと、ナショナリズムが燃え上がる。経済的不利益に、自国の歴史を冒涜されたという思いも重なり、一触即発の事態に発展しやすい。突き詰めれば、戦争はほぼすべて領土問題に端を発する―。中ソ国境紛争やイラン・イラク戦争の現場に外交官として赴任、情報収集にあたり、その後、防衛大学校教授として日本の安全保障を研究・分析した外交と国防の大家が論点を腑分け。平和国家・日本の国益に適った戦略を明か

目次

第1章 血で血を洗う領土問題―私がみた現代世界の国境紛争
第2章 尖閣諸島をめぐる日中の駆け引き―戦後の尖閣諸島史
第3章 北方領土と米ロの思惑―大国の意図に踊る日本
第4章 日米同盟は役に立つのか―米国にとっての日本領土
第5章 領土問題の平和的解決―武力を使わせない知恵
第6章 感情論を超えた国家戦略とは―よりよい選択のために

著作者プロフィール

孫崎享

( まごさき・うける )

1943年旧満州国鞍山生まれ。66年東京大学法学部中退、外務省入省。英・米・ソ連・イラク・カナダ駐在、駐ウズベキスタン大使、国際情報局長、駐イラン大使を歴任。防衛大学校教授(公共政策学科長、人文社会学群長)を経て、09年に定年退官。著書に『日本の国境問題――尖閣・竹島・北方領土』(ちくま新書)、『戦後史の正体』(創元社)、『アメリカに潰された政治家たち』(小学館)、『外交官――先輩の労苦をいしずえに』(あいうえお館)、『カナダの教訓――「日米関係」を考える視点』(ダイヤモンド社)、『日本外交――現場からの証言』(中公新書)、『日米同盟の正体一迷走する安全保障』『不愉快な現実――中国の大国化、米国の戦略転換』(以上、講談社現代新書)、『日本の「情報と外交」』(PHP新書)、『日本人のための戦略的思考入門』(祥伝社新書)など。編・共著に『検証 尖閣問題』(岩波書店)、『総合的戦略論ハンドブック』(ナカニシヤ出版)など多数。

この本への感想

 沖縄に住んでいる伊波と申します。

 孫崎さんのこの本のおかげで、今起きている領土問題に対して冷静な見方ができます。一人でも多くの日本人にこの本を読んでもらうことが、日本の国益をまもるためにも重要だと思います。

 そこでお願いなのですが、この「日本の国境問題」の図解バージョンや、マンガバージョンを作れば、もっと多くの人に本の内容が伝わり、御社も儲かるのではないかと思っています。

 日本の国境問題が注目され、他社ではありますが孫崎氏の「戦後史の正体」も非常に注目されておりますので、是非ともご検討をお願いいたします。

伊波

さん
update: 2012/09/24

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