有田隆也
( ありた・たかや )1960年東京都生まれ。東京大学大学院工学系研究科計数工学修了(工学博士)。カリフォルニア大学ロサンゼルス校客員研究員、名古屋大学情報文化学部助教授を経て、同大学大学院情報科学研究科教授(情報文化学部兼務)。専門は人工生命、複雑系科学。とくに心の起源や進化ダイナミクスに興味をもつ。著書に『心はプログラムできるか』(サイエンス・アイ新書)などがある。
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生命とは何だろう?目の前にいる「モノとしての生物」を眺めているだけでは、この答えは見えてこない。生命は「プロセス」「コト」として考えるべき問題なのだ。本書では、「共通化」という考え方、「人工生命」というアプローチを駆使して、環境とのかかわり、種や個体間での協力関係、言語の獲得、さらには文化やアートなどが持つ意味と役割などを解き明かす。世界ががらりと変わって見える生命論。
序章 共進化と人工生命
第1章 共進化プロセスの論理
第2章 病原菌とヒトは共進化する
第3章 協力行動とネットワークは共進化する
第4章 人工生命研究の到達点
第5章 環境と生命のフィードバック
第6章 文化と生命は共進化する
第7章 言語と生命は共進化する
第8章 コト的生命観による越境
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