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ちくま新書

原発危機 官邸からの証言

定価

858

(10%税込)
ISBN

978-4-480-06680-0

Cコード

0231

整理番号

974

2012/08/06

判型

新書判

ページ数

240

解説

内容紹介

「菅首相の現地視察が東京電力の事故対応を遅らせた」「官邸が現場の注水作業を止めた」「政府はアメリカからの冷却剤提供を断った」―これらの批判は事実無根である。首相官邸で首相、官房長官に次ぐ3番目の危機管理担当であった事故当時の官房副長官が、自ら残したノートをもとに、官邸から見た原発危機の緊迫した状況を再現。知られざる危機の真相を明らかにするとともに、緊急時の国家体制が抱える問題の構図を浮き彫りにし、事故を教訓とした日本の進むべき道筋を提言する。

目次

第1章 「福山ノート」が語る官邸の5日間(初動
ベント
住民避難)
第2章 闘いの舞台裏(日米協議
SPEEDI
計画的避難区域)
第3章 脱原発への提言(原子力防災体制
リスクコミュニケーション
未来への選択)

著作者プロフィール

福山哲郎

( ふくやま・てつろう )

1962年生まれ。参議院外交防衛委員長。参議院議員(京都・当選3回)。同志社大学法学部卒業。京都大学大学院法学研究科修士課程修了。京都造形芸術大学客員教授。参議院環境委員長、民主党政調会長代理などを経て、鳩山内閣では外務副大臣。菅内閣では内閣官房副長官として外交・震災対応にあたる。気候変動問題とグリーン経済の実現をライフワークとする。著書に『民主主義が一度もなかった国・日本』(宮台真司氏と共著。幻冬舎新書、2009年)等がある。

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