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ちくま新書

「リスク」の食べ方

——食の安全・安心を考える

トクホ レバサシ 放射能 本当に体によいのか、 悪いのかお答えします。

この食品で健康になれる! 食べると病気になりやすい? そんなに単純に食べ物の良い悪いは決められない。食品不安社会・日本で冷静に現実を考えるための一冊。

定価

858

(10%税込)
ISBN

978-4-480-06684-8

Cコード

0247

整理番号

982

2012/10/09

判型

新書判

ページ数

240

解説

内容紹介

放射能に汚染された食品は危険。食中毒を引き起こすレバ刺しは禁止。食にはさまざまなリスクがあるが、食の絶対安全は可能だろうか?一方で、健康にいいからグルコサミンを摂取する、抗酸化物質を排除するといったブームもあるが、それは本当に効くのだろうか?本書では、危険であれば拒否し、効果があれば礼賛する状況に抗するため、それぞれの問題を丁寧に検証していく。「安全」「安心」はただでは手に入らない。

目次

第1章 厚労省はなぜレバ刺しを禁止したのか?
第2章 病気と菌の近くて遠い関係
第3章 食べ物には危険がつきもの
第4章 「トクホ」を摂れば長生きできる?
第5章 健康本に騙されない!
第6章 放射能のリスクを考える
終章 「安心」ではなく「安全」を

著作者プロフィール

岩田健太郎

( いわた・けんたろう )

一九七一年島根県生まれ。島根医科大学(現・島根大学医学部)卒。米国アルバートアインシュタイン医科大学ベスイスラエル・メディカルセンター、北京インターナショナルSOSクリニック、亀田総合病院勤務などを経て、神戸大学大学院医学研究科微生物感染症学講座感染治療学分野教授。著書に『主体性は教えられるか』(筑摩選書)、『悪魔の味方──米国医療の現場から』(克誠堂出版)、『感染症外来の事件簿』(医学書院)、『感染症は実在しない──構造構成的感染症学』(北大路書房)、『予防接種は「効く」のか?──ワクチン嫌いを考える』『1秒もムダに生きない──時間の上手な使い方』(いずれも光文社新書)、『「患者様」が医療を壊す』(新潮選書)『ためらいのリアル医療倫理──命の価値は等しいか?』(技術評論社)など多数がある。

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