根本祐二
( ねもと・ゆうじ )東洋大学経済学部教授兼PPP研究センター長。1954年鹿児島県生まれ。78年東京大学経済学部卒業、日本開発銀行(現日本政策投資銀行)入行。地域開発部、米国ブルッキングス研究所客員研究員、地域企画部長などを経て、06年、現職に就任。専門は公民連携、地域再生、公共施設・インフラ。内閣府、国土交通省などで公職多数。著書に『朽ちるインフラ』(日本経済新聞出版社、2011年)、『地域再生に金融を活かす』(学芸出版社、2006年)などがある。
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人口減少と経済衰退がすすむ今、減り続ける「パイの奪いあい」が大きな問題になっている。駅前や商店街に人が来ない地域、若者がいなくなり限界集落と化した地域、市町村合併で弱まる地域―。しかし、その一方で確実に成長しつづける地域もある。そうした「豊かな地域」は、いったい何がちがうのか?そこではどういうことが実践されているのか?本書は人口分析の手法から、北海道から沖縄県まで11の地域を検証し、シティ・マネジメントのあるべき姿を提唱する。日本全国の地域に、生きるための術を伝える一冊。
第1章 地域間競争の時代がはじまる(地球規模の地域間競争がはじまる―進む情報化とグローバル化
観光・生活・企業誘致の大競争
必然の流れには逆らえない ほか)
第2章 「豊かな地域」はどこがちがうのか―図で読む11の町の物語(忘れられた資源を発掘した町―三重県津市白山町「資源発掘」
衰退する駅前と伸びる郊外の町―千葉県木更津市「地域内競争」
歴史の流れに逆らおうとした町―北海道夕張市・占冠村「民から官へ」 ほか)
第3章 シティ・マネジメントへの誘い―客観的データで地域を経営するために(地域を知る方法1―長期人口推移
地域を知る方法2―コーホート分析
地域を知る方法3―従業・通学分析 ほか)
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