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ちくま新書

これから世界はどうなるか

——米国衰退と日本

定価

880

(10%税込)
ISBN

978-4-480-06702-9

Cコード

0231

整理番号

997

2013/02/05

判型

新書判

ページ数

256

解説

内容紹介

戦後の世界には、常に米国が最強という「柱」があった。軍事的に経済的に、文化的にも他国を圧倒した米国が戦後世界を取り仕切った。旧ソ連との冷戦に勝利し、日本の経済的挑戦をも退けたことで、盤石と思われたその地位が、しかし今、揺らいでいる。米国の影響力が減退する中、世界は新たな秩序を模索し始めた。いっぽう日本は、ますます米国依存を深めているようにも見える…。外交と国防の大家が激動の国際政治をリアルな目で俯瞰。新時代の針路を読み解く。

目次

序章 世界は今、歴史的な変動期にあります
第1章 情報革命は国際政治に影響するでしょうか
第2章 「アメリカの時代」は終わるのでしょうか
第3章 「アメリカ時代の終わり」で世界秩序はどうなるのでしょうか
第4章 平和的手段の構築は可能でしょうか
第5章 日米四つの脅威をどう考えればいいでしょうか
終章 これまで述べてきたことを総括したいと思います

著作者プロフィール

孫崎享

( まごさき・うける )

1943年旧満州国鞍山生まれ。66年東京大学法学部中退、外務省入省。英・米・ソ連・イラク・カナダ駐在、駐ウズベキスタン大使、国際情報局長、駐イラン大使を歴任。防衛大学校教授(公共政策学科長、人文社会学群長)を経て、09年に定年退官。著書に『日本の国境問題――尖閣・竹島・北方領土』(ちくま新書)、『戦後史の正体』(創元社)、『アメリカに潰された政治家たち』(小学館)、『外交官――先輩の労苦をいしずえに』(あいうえお館)、『カナダの教訓――「日米関係」を考える視点』(ダイヤモンド社)、『日本外交――現場からの証言』(中公新書)、『日米同盟の正体一迷走する安全保障』『不愉快な現実――中国の大国化、米国の戦略転換』(以上、講談社現代新書)、『日本の「情報と外交」』(PHP新書)、『日本人のための戦略的思考入門』(祥伝社新書)など。編・共著に『検証 尖閣問題』(岩波書店)、『総合的戦略論ハンドブック』(ナカニシヤ出版)など多数。

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