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ちくま新書

芸人の肖像

いわい、あきない、説き、かたり、 ほどいて さらして 魅せながら。

小沢昭一が訪ねあるき、撮影した、昭和の芸人たちの姿。実演者である著者が、芸をもって生きるしかない「クロウト」たちに寄り添い、見つめる視線。写真164枚。

定価

990

(10%税込)
ISBN

978-4-480-06707-4

Cコード

0276

整理番号

996

2013/02/05

判型

新書判

ページ数

224

解説

内容紹介

写真館の長男として生まれ、カメラに親しんで育った小沢昭一。芸能者として迷い、芸能の根源を訪ねあるくようになった頃、旅には、つねにカメラが傍らにあった。萬歳、神楽、説経節、浪花節、落語、講釈、寄席の色物、モノ売り、流し、相撲、幇間、踊り子、ストリッパー、見世物小屋、猿回し…。小沢昭一が訪ねあるき、撮影した、昭和の芸人たちの姿。実演者である著者が、芸をもって生きるしかない「クロウト」たちに寄り添い、見つめる視線。貴重な記録。

目次

第1章 いわう芸
第2章 あきなう芸
第3章 とく芸
第4章 かたる芸
第5章 ほどく芸
第6章 さらす芸
第7章 みせる芸
第8章 さすらう芸

著作者プロフィール

小沢昭一

( おざわ・しょういち )

昭和4年、東京生まれ。早稲田大学卒業。俳優座養成所をへて、昭和26年俳優座公演で初舞台。以後、新劇・映画・テレビ・ラジオと幅広く活躍。一方、民俗芸能の研究にも力をそそぎ、レコード「日本の放浪芸」シリーズの製作により、昭和49年度芸術選奨新人賞を受賞。著作活動も、著書『ものがたり・芸能と社会』(新潮学芸賞)のほか『珍奇絶倫小沢大写真館』(ちくま文庫)、『小沢昭一百景 随筆随談選集』(全6巻 晶文社)、『放浪芸雑録』(白水社)など多数。平成6年度、紫綬褒章受章。平成12年「紀伊國屋演劇賞個人賞」「読売演劇大賞優秀男優賞」を受賞。平成13年度、勲四等旭日小綬章受章。平成17年、朝日賞受賞。平成24年12月10日、逝去。

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