ちくま新書
歴史学はこう考える
松沢裕作
著
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中国経済に活力をもたらしているのは政府と国有企業だろうか。そうではない。起業に挑戦する無数の大衆が中国を突き動かしている。どんなにお金がなくても、仲間とカネ・技術を持ち寄って、いとも簡単に起業してみせる中国人民。破産してもへこたれず、ひたすらチャイニーズ・ドリームを胸に、先進国企業には思いもよらないソリューションを創り出す。彼らに私たちは何を学べるのか。連携は可能か。中国経済の機動力とイノベーションの源泉に迫る。
第1章 草の根資本家のゆりかご・温州(大衆資本主義の源流
文化大革命期に誕生した大衆資本主義 ほか)
第2章 ゲリラたちの作る携帯電話(「ゲリラ携帯電話産業」とは何か
世界に例を見ないゲリラ携帯電話産業 ほか)
第3章 太陽電池産業で中国が日本を追い抜いたわけ(太陽電池の歩み
突然の日中逆転 ほか)
第4章 大衆資本主義がもたらす創造と破壊(大衆資本主義のインパクト
自転車大国だった中国 ほか)
第5章 中国経済と大衆資本主義(中国の経済体制をどう表現するか
国家資本主義論の問題点 ほか)
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