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ちくま新書

エクスタシーの神学

——キリスト教神秘主義の扉をひらく

定価

858

(10%税込)
ISBN

978-4-480-06805-7

Cコード

0216

整理番号

1102

2014/12/08

判型

新書判

ページ数

224

解説

内容紹介

キリスト教における神秘主義の思想を、「エクスタシー」という視点から読み解いていく。ギリシア時代に水源をもち、ヨーロッパ思想の伏流水であるカトリック神秘神学を俯瞰し、キリスト教の本質に肉薄する危険な書。

目次

プロローグ 教会公認エクスタシー
第1章 傷つける愛―十四世紀の聖女カテリーナ
第2章 燃えたつ愛―十六世紀の聖女テレサ
第3章 高まりゆく愛―十七世紀の修道女シュザンヌ
第4章 責めさいなむ愛―二十世紀の患者マドレーヌ
エピローグ 精神医学から神学へ

著作者プロフィール

菊地章太

( きくち・のりたか )

1959年横浜市生まれ。筑波大学卒業後、フランス・トゥールーズ神学大学高等研究院留学。現在、東洋大学教授。文学博士。カトリック神学、比較宗教史専攻。著書に『ユダヤ教 キリスト教 イスラーム』『葬儀と日本人』(以上、ちくま新書)、『奇跡の泉へ』(サンパウロ)、『阿修羅と大仏』(幻冬舎ルネッサンス新書)、『悪魔という救い』(朝日新書)、『魔女とほうきと黒い猫』(角川ソフィア文庫)ほか多数。

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