ちくま新書
歴史学はこう考える
松沢裕作
著
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日本はなぜ戦争に突き進んだのか。私たちは、何を失い、何を手にしたのか。戦時体制へと向かう戦前から、国家総動員体制となった戦中、敗戦を経て飢えと貧困にあえいだ戦後前半、そして高度成長期の戦後後半へと至る激動の六四年間。それはいわば日本が国家として自立を目指し、挫折し、再起する過程であり、そのなかで培われた土壌は現代もなお息づいている。未完の過去を、第一人者が一望にする昭和史の決定版。
第1章 昭和の幕開け―改元時点の日本(植民地を持つ「帝国」
憲法と国家と政治 ほか)
第2章 混沌の時代―1926‐1937(昭和恐慌
田中義一内閣の迷走 ほか)
第3章 戦争の時代―1937‐1945(日中戦争の勃発
苦境に陥る日本 ほか)
第4章 民主化と復興―1945‐1960(日本敗戦と世界
戦後政治と戦争責任 ほか)
第5章 成長と成熟―1960‐1989(自民党単独政権の継続
高度成長の軌跡 ほか)
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