ちくま新書
歴史学はこう考える
松沢裕作
著
loading...
もてなしのアートに満ちあふれているイタリアのホスピス。「死はスイートなもの」という彼らの感覚、人生をまるごと味わおうとするイタリア人の感性とはどのようなものだろうか。アートで終末期医療を彩るという美学やケアの思想を掘り下げて紹介するとともに、それを支える市民や地域共同体のあり方をいきいきと描き出す。人生の最期に寄り添う終末期ケアとアートはいかにあるべきかを問い続け、イタリアの人々と交流を重ねてきた美大教師による、まったく新しいホスピス案内。
序章 なぜ終末期ケアにアートが必要か
第1章 絶望を希望に変える力
第2章 アートの原点にあるもの
第3章 「アットホーム」を求めて
第4章 ホスピスから甦るデザインとアート
第5章 農と食による「再生」
第6章 目を凝らして
終章 「生命」から「いのち」へ
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。