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ちくま新書

昭和史講義【軍人篇】

定価

990

(10%税込)
ISBN

978-4-480-07163-7

Cコード

0221

整理番号

1341

2018/07/05

判型

新書判

ページ数

304

解説

内容紹介

昭和の日本は、どこで道を誤ったのだろうか。戦争の責任はいったい誰に、どのような形で存在していたのか。重要な局面で鍵を握っていた昭和の軍人十四名―東条英機、梅津美治郎、阿南惟幾、鈴木貞一、武藤章、石原莞爾、牟田口廉也、今村均、山本五十六、米内光政、永野修身、高木惣吉、石川信吾、堀悌吉―彼らは何をし、また何をしなかったのか。その行動や、経歴、リーダーシップのあり方などを最新研究成果に基づき再検証し、真実の歴史に光を当てる。好評の昭和史講義第四弾。

目次

昭和陸軍の派閥抗争―まえがきに代えて
東条英機―昭和の悲劇の体現者
梅津美治郎―「後始末」に尽力した陸軍大将
阿南惟幾―「徳義即戦力」を貫いた武将
鈴木貞一―背広を着た軍人
武藤章―「政治的軍人」の実像
石原莞爾―悲劇の鬼才か、鬼才による悲劇か
牟田口廉也―信念と狂信の間
今村均―「ラバウルの名将」から見る日本陸軍の悲劇
山本五十六―その避戦構想と挫折
米内光政―終末点のない戦争指導
永野修身―海軍「主流派」の選択
高木惣吉―昭和期海軍の語り部
石川信吾―「日本海軍最強硬論者」の実像
堀悌吉―海軍軍縮派の悲劇

著作者プロフィール

筒井清忠

( つつい・きよただ )

1948年生まれ。帝京大学文学部長・大学院文学研究科長。東京財団政策研究所主席研究員。専門は日本近現代史、歴史社会学。著書『昭和戦前期の政党政治』(ちくま新書)、『昭和史講義』『昭和史講義2』『昭和史講義3』『昭和史講義【軍人篇】』『昭和史講義【戦前文化人篇】』『昭和史講義【戦後篇】上・下』『明治史講義【人物篇】』(編著、ちくま新書)、『戦前日本のポピュリズム』(中公新書)、『近衛文麿』(岩波現代文庫)、『満州事変はなぜ起きたのか』(中公選書)、『帝都復興の時代』(中公文庫)、『石橋湛山』(中公叢書)など。

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