ちくま新書
歴史学はこう考える
松沢裕作
著
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『失敗の本質』は、日本陸海軍の戦略・作戦の失態を鋭く分析した組織論研究の古典的存在とされている。だが、今も日本ではその教訓が十分に学ばれているとは言い難い。戦略思考の源流は、古代の『孫子』に始まり、一九世紀のクラウゼヴィッツの『戦争論』で深化され、現代でも米国・中国の各軍大学校において真剣に学習されている。これら戦略古典でもって『失敗の本質』に採り上げられた例も含め日本陸海軍の戦いを再検討し、現代日本の賢慮なる戦略思考の活性化を図りたい。
第1章 政治・外交・経済と軍事の関係はどうあるべきか
第2章 ミッドウェー作戦
第3章 ガダルカナル作戦
第4章 インパール作戦
第5章 マリアナ沖海戦
第6章 レイテ海戦
第7章 沖縄戦と終戦経緯
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