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ちくま新書

EU離脱

——イギリスとヨーロッパの地殻変動

定価

946

(10%税込)
ISBN

978-4-480-07287-0

Cコード

0231

整理番号

1477

2020/02/05

判型

新書判

ページ数

272

解説

内容紹介

二〇一六年六月二三日。イギリスにおけるEU残留の是非を問う国民投票での離脱派の勝利は、世界に衝撃をもたらした。保守党のメイ首相の下で行われたEUとの離脱交渉は混迷を極め、ジョンソン首相に交代。数度の延期の末、二〇二〇年一月末に、ついに正式な離脱へ―。なぜ事態はここまで迷走したのか。それは、EUという存在のあり方と利害抜きには見えてこない。イギリスの内政問題という理解を超え、新たなヨーロッパ統合のあり方を見通す。

目次

第1章 国民投票から離脱交渉へ
第2章 延期される離脱
第3章 ジョンソン政権による仕切り直し
第4章 「主権を取り戻す」から国家の危機へ
第5章 北アイルランド国境問題とは何だったのか
第6章 再度の国民投票、離脱撤回はあり得たのか
第7章 離脱後のEU・イギリス関係の選択肢
第8章 イギリスなきEU、EUなきイギリスの行方
終章 ブレグジットは何をもたらすのか

著作者プロフィール

鶴岡路人

( つるおか・みちと )

鶴岡 路人(つるおか・みちと):1975年、東京都生まれ。慶應義塾大学総合政策学部准教授。慶應義塾大学法学部卒業後、同大学大学院法学研究科、米ジョージタウン大学大学院で学び、英ロンドン大学キングス・カレッジ戦争研究学部で博士号(PhD)取得。在ベルギー日本大使館専門調査員(NATO担当)、防衛省防衛研究所主任研究官などを経て、2017年から現職。専門は現代欧州政治、国際安全保障。主な著書に『EU離脱』(ちくま新書)『欧州戦争としてのウクライナ侵攻』(新潮選書)『模索するNATO――米欧同盟の実像』(千倉書房)など。

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