ちくま新書
歴史学はこう考える
松沢裕作
著
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IoT、AI、インダストリー4.0―。官主導で次々に仕掛けられる潮流に飲み込まれた日本の産業界は、重要なものを見落としている。それは、日本企業の技術開発が現場で行われてきたものであり、リーダーが計画できるものではないということだ。では、真に競争力のある企業が持っている「現場力」とはなんなのか。ドイツやタイ、そして日本のものづくりの現場を歩き、従来の完成品メーカー/下請けの関係を超えて地方発の新たな取引関係を打ち立てつつある、日本企業の強さの秘密に迫る。
第1章 経営の品質を決めるものは何か
第2章 すべてのものはインターネットにつながらない―ものづくりのプラットフォーマー・ドイツ・日本
第3章 競争優位の分水嶺―日本のものづくりの強みとは
第4章 タイと日本―技術観とものづくり思想の相違
第5章 バーチャル・エンジニアリング世代の台頭―見えてきた差別化創出のカギ
第6章 競争優位の源泉に迫る
終章 ものづくりの取引関係の再編期
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