ちくま新書
歴史学はこう考える
松沢裕作
著
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「日本に人種差別はあるのか」。実は、この疑問自体が差別を生み出しているのだ。「人種」を表面化させず、差別を扇動し、社会を腐敗させるその構造に迫る。
第1章 レイシズムの歴史―博物学から科学的レイシズムへ
第2章 レイシズムとは何か―生きるべきものと死ぬべきものとを分けるもの
第3章 偏見からジェノサイドへ―レイシズムの行為
第4章 反レイシズムという歯止め
第5章 一九五二年体制―政策無きレイシズム政策を実施できる日本独自の法
第6章 日本のレイシズムはいかに暴力に加担したのか
第7章 ナショナリズムとレイシズムを切り離す
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