新井一二三
( あらい・ひふみ )東京生まれ。明治大学理工学部教授。早稲田大学政治経済学部卒業。中文コラムニストとして、北京、上海、広州、台湾、香港の新聞や雑誌に連載を持つ。日本語の著書に『中国語は楽しい』(ちくま新書)、『台湾物語』(筑摩選書)など、中国語著書 (台北、大田出版)、『再見、平成時代』(上海訳文出版社)など多数。訳書に、洪愛珠『オールド台湾食卓記』(筑摩書房)、蔡瀾『人生の味わい方、打ち明けよう』(KADOKAWA)がある。
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中国語で書き各地で活躍する作家が、文法や発音など基礎を解説し、台湾、香港、東南アジア、北米などに華語として広がるこの言語と文化の魅力を描き出す。
第1章 十億人も話せる理由―合理的な文法構造
第2章 話すと楽しくなる理由―歌う発音の楽しみ
第3章 中国語で「中国語」は何と呼ぶ?―始皇帝と毛沢東をつなぐ中国語史
第4章 華語とは何か?―中国を飛び出した中国語
第5章 漢字の愛と哀しみ―字体と言語改革の歴史秘話
第6章 台湾、変貌する言語―「台湾華語」と南洋
第7章 香港の言語革命―民主化運動と広東語
第8章 中国語の宇宙観―方位と呼称の秘密
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