崔吉城
( ちぇ・きるそん )1940年韓国生まれ。韓国系日本人の社会人類学者。東亜大学教授、広島大学名誉教授。2018年、国家基本問題研究所・日本研究賞受賞。著書に『朝鮮の祭りと巫俗』(第一書房・1980年)、『韓国のシャーマニズム』(弘文堂・1984年)、『恨の人類学』(平河出版社・1994年)、『「親日」と「反日」の文化人類学』(明石書店・2002年)、『哭きの文化人類学』(勉誠出版・2003年)、『帝国日本の植民地を歩く』(花乱社・2019年)等がある。
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韓国はクリスチャン大国だ。韓国人の一九・七%がプロテスタント、七・九%がカトリックで、キリスト教が第一宗教である。近代以降、伝統的なシャーマニズムが形を変えてキリスト教伸張につながった。また、その独特な布教でも知られている。こうしたキリスト教の実態はいかなるものなのか。韓国シャーマニズム研究の第一人者である著者が、自身のシャーマニズム研究と韓国社会調査をベースに、わかりやすく解説する。
序章 日本と韓国のキリスト教文化
第1章 シャーマニズムの中で生まれ
第2章 シャーマニズムの研究へ
第3章 キリスト教との出会い
第4章 儒教とキリスト教の葛藤
第5章 シャーマニズムとキリスト教の調和
終章 シャーマニズムからキリスト教へ
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