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ちくま新書

裏横浜

——グレーな世界とその痕跡

オシャレで洗練され、都会的なイメージがある横浜。しかし、その背景には猥雑で混沌した一面がある。欲望、野心、下心の吹き溜まりだった街の過去をさらけ出す。

定価

946

(10%税込)
ISBN

978-4-480-07480-5

Cコード

0295

整理番号

1654

2022/05/09

判型

新書判

ページ数

272

解説

内容紹介

みなとみらい、赤レンガ倉庫、山下公園……。横浜からはオシャレで、洗練されていて、都会的なイメージが想起されるが、それはほんの一面にしか過ぎない。悪臭で誰が泊まるともしれない船の宿、最後の居場所のストリップ劇場、革命家の隠れ家など、その裏側には猥雑で混沌したものが隠されている。生まれ育った街の歴史を掘り起こし、実体験を織り交ぜながら、横浜の真の姿をさらけ出す。

目次

第1章 横浜スタジアムの足元
第2章 海上の楼閣―山下公園、みなとみらい
第3章 消えた大陸の空気―中華街
第4章 日の当たらない人の居場所―黄金町
第5章 デラシネのゆりかご―寿町
第6章 世界との架け橋―鶴見
第7章 高低が織りなす風景―山手、元町、その周縁
第8章 夜の街に吸い寄せられる―伊勢佐木町

著作者プロフィール

八木澤高明

( やぎさわ・たかあき )

1972年神奈川県横浜市生まれ。ノンフィクションライター。写真週刊誌カメラマンを経てフリーランスに。『マオキッズ 毛沢東のこどもたちを巡る旅』で第19回小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞。著書に『黄金町マリア――横浜黄金町 路上の娼婦たち』(亜紀書房)『花電車芸人』『娼婦たちは見た』(KADOKAWA新書)『日本殺人巡礼』『青線 売春の記憶を刻む旅』(集英社文庫)などがある。

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