真野森作
( まの・しんさく )一九七九年、東京都生まれ。一橋大学法学部第三課程(国際関係)卒業。二〇〇一年、毎日新聞入社。北海道報道部(札幌、苫小牧)、東京社会部、外信部、ロシアでの語学留学を経て、二〇一三年一〇月から一七年三月、モスクワ特派員として旧ソ連諸国を担当した。
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大破した住宅、穴だらけの乗用車、なぎ倒された街路樹、ずらりと並ぶ真新しい墓。前線では砲弾と銃弾が飛び交い、爆音、黒煙、振動、悲鳴、嗚咽、涙、流血、死が日々生み出されている。戦闘が終わっても、占領地では屈辱的な思想の押し付けや弾圧、相互の憎しみが続く――。ウクライナ各地を歩き、虐殺の街で生存者の声を聞いたジャーナリストが、ロシア・プーチン大統領の侵略行為を告発するルポルタージュ。
序章 再びウクライナへ
第1章 開戦前夜の日常
第2章 開戦の日のリビウ
第3章 侵略と虐殺
第4章 破壊と占領
第5章 展望はあるのか
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