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ちくま新書

写真が語る敗戦と占領

250点の貴重写真でたどる占領下日本

焼け跡のヤミ市、街を闊歩する進駐軍とパンパンガール、東西冷戦下で進む復興。八〇年前の占領下日本で、私たちはどんな地獄を見て、何を糧に生き抜いたのか。

定価

1,320

(10%税込)
ISBN

978-4-480-07691-5

Cコード

0221

整理番号

1867

2025/07/08

判型

新書判

ページ数

288

解説

内容紹介

戦後80年。
焦土からはじまった平和国家の建設

ポツダム宣言を受諾した日本は、1945(昭和20)年8月15日、終戦を迎えた。そして新たな支配者となったGHQによる民主化と非軍事化、天皇の人間宣言、新憲法の公布、東京裁判と戦争責任の追及がはじまった。80年前の占領下日本で、私たちはどんな地獄を見て、何を糧に生き抜いたのか。焼け跡に生まれた自由市場ヤミ市、街を闊歩する進駐軍とパンパンガール、東西冷戦下で目まぐるしく進む復興。本書は1951(昭和26)年のサンフランシスコ平和条約締結によって国際社会に復帰するまで、焦土から復活へと向かう混沌と激動の日本の姿を、250点の貴重写真でたどる。

目次

序 章 聖戦、国破れて ── 一九四五(昭和二〇)年八月一五日
第一章 日本占領 ── 一九四五(昭和二〇)年
第二章 窮乏の新民主国家 ── 一九四六(昭和二一)年
第三章 一歩退却、二歩前進 ── 一九四七(昭和二二)年
第四章 軍事裁判と戦争責任 ── 一九四八(昭和二三)年
第五章 占領下の怪事件 ── 一九四九(昭和二四)年
終 章 独立国への船出 ── 一九五〇・五一(昭和二五・二六)年

著作者プロフィール

太平洋戦争研究会

( たいへいようせんそうけんきゅうかい )

太平洋戦争研究会(たいへいようせんそうけんきゅうかい):近現代史に関する取材・執筆・編集するグループ。同会代表は、出版やドキュメンタリー番組に写真を貸出す近現代フォトライブラリー主宰の戦史研究家、平塚柾緒。著書・編著には、『写真が語る銃後の暮らし』『写真が語る満州国』(ちくま新書)、ふくろうの本『図説 山本五十六』『図説 太平洋戦争』『図説 東京裁判』(河出書房新社)や『日本海軍がよくわかる事典』『日本陸軍がよくわかる事典』(PHP文庫)、『面白いほどよくわかる太平洋戦争』『人物・事件でわかる太平洋戦争』(日本文芸社)、『カラー写真と地図でたどる 太平洋戦争 日本の軌跡』(SBビジュアル新書)、『証言 我ラ斯ク戦ヘリ』(ビジネス社)など多数。

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