上野千鶴子
( うえの・ちづこ )1948年富山県生まれ。社会学者。東京大学名誉教授。認定NPO法人ウィメンズアクショネットワーク(WAN)理事長。専門学校、短大、大学、大学院、社会人教育などの高等教育機関で、40年間、教育と研究に従事。著書に『近代家族の成立と終焉』、『家父長制と資本』(岩波書店)、『おひとりさまの老後』(文春文庫)、『女ぎらい』(紀伊國屋書店)、『ケアの社会学』(太田出版)、『サヨナラ、学校化社会』など多数。
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CM、ファッション、不倫、目立ちたがり症候群etc.―同時代のシャーマンたらんとする著者が、いわば「脱近代の波頭」をとらえて、差異化する商品の意味、アイデンティティの変質など、その根底にある時代の変動を浮かびあがらせる。卓抜な世紀末ウォッチング。その後のトレンドに潜む、新しい時代のうねりを分析した「トレンドごっこ」の章を新たに増補。
序 「近代」の野辺送り
1 ポストモダンの波頭
2 差別化の商品学
3 〈私〉探しゲーム
4 消費社会前史
5 女たちの欲望
6 百貨店―都市空間の記号学
7 大衆社会の変貌
8 トレンドごっこ
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