ちくま学芸文庫
悪文の構造
─機能的な文章とは
千早耿一郎
著
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さまざまな社会の変遷のなかで、現代日本人の「心」のありようや、人と人とのかかわりはどのように変わったのだろうか。思いこみやイリュージョン、主観的な全能感を生きるエネルギーとし、ひたすら自己像に執着し続ける自己愛人間、すなわち我々の心理や性格を、実例をまじえながら明快に論じた精神分析学者の代表的論考。
プロローグ 自己愛は誰にでもある
1 自己愛の心理―人間の根源的なもの
2 自己愛の構造―その成り立ちとみたし方
3 現代社会と自己愛人間―アイデンティティを失った時代
4 自己愛パーソナリティ―イリュージョンの中で暮らす人間
5 自己愛人間の生態―その対人関係
エピローグ 自己愛社会日本
自己愛理論セミナー
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