伊藤俊治
( いとう・としはる )1953年生まれ。美術史家/美術評論家。現在、東京藝術大学美術学部先端芸術表現科教授。著書に『ジオラマ論』『20世紀写真史』など多数ある。
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A・スティーグリッツからJ・P・ウィトキンまで、近代都市の発生から終末のビジョンまでを精緻に記述し、写真が織りなす二十世紀の感受性、人間の概念の変容を浮かびあがらせるとともに時代感情の壁を辿るモノクロームの文化史。
1 都市と時間の象徴―変わりゆく時空認識
2 機械神の幻影―“光の死”とその後の展開
3 ザデインされるイコン―機能する写真の新しい均衡
4 揺れ動く記録―「主観」と「現実」への眼差し
5 他者のフィギュア―人間と環境のはざまに
6 メディアと死の位相―終末の様々なヴィジョン
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