ちくま学芸文庫
改稿 日本文法の話〔第三版〕
阪倉篤義
著
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とめどもなく存在感が稀薄化していく現代世界にあって、われわれの真の自己はどこに求められるのか。文明を築き上げた人類の英知はどこへ向かうのか。失われた牛を探し求める牧童の道行きを描く十枚の円相に禅の追究するさまざまな課題を内包させた古典「十牛図」を手引きにして、自己と他、自然と人間、自己自身への関わりについて考察し、現代人の「真の自己」への道を探る。テキストの現代語訳と詳注を併録。
自己の現象学―禅の十牛図を手引として
住鼎洲梁山廓庵和尚十牛図
禅の語録と現代―解説に代えて
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