宮田登
( みやた・のぼる )宮田 登(みやた・のぼる):1936年、神奈川県生まれ。筑波大学教授、神奈川大学教授、国立歴史民俗博物館客員教授、文化庁文化財保護審議会専門委員、江戸東京博物館客員教授、旅の文化研究所所長等を歴任。その関心は民俗学から日本史学、人類学等、周辺諸学におよんだ。柳田賞、毎日出版文化賞特別賞受賞。著書に『江戸のはやり神』『日本の民俗学』『神の民俗誌』『妖怪の民俗学』『山と里の信仰史』『都市とフォークロア』『宮田登 日本を語る』(全16巻)等がある。2000年、没。
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日本人の文化と歴史の深層を掘りおこした民俗学の巨人柳田国男が第1線の知性たちと語りあった興趣豊かな対談集。マレビトをめぐる折口信夫との著名な対談「日本人の神と霊魂の観念そのほか」など、戦中戦後にかけて発表された9編を収める。柳田国男の人と思想を理解するうえで恰好の入門書であるだけでなく、米や脳死問題など今後の日本文化論を展望する視座として欠かせない貴重な資料である。
文学と土俗の問題(青野季吉・佐藤信衛)
民俗座談(谷川徹三・秋田雨雀・風巻景次郎・橋浦泰雄)
民間伝承について(浅野晃・橋浦泰雄)
文学・学問・政治(中野重治)
婚姻と家の問題(川島武宜)
日本歴史閑談(家永三郎)
日本人の神と霊魂の観念そのほか(折口信夫)
民俗学から民族学へ(折口信夫)
日本人の道徳意識(桑原武夫)
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