ちくま学芸文庫
改稿 日本文法の話〔第三版〕
阪倉篤義
著
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日本人の心の原像とは何か?われわれの祖先たちはいかなる意識をもってこの火山列島に生き、またそれはどのようにわれわれの心に刻みこまれているのだろうか?原始の日本人の呪術的想像力、そして古代的社会機構によるその変容のプロセスに、徹底した実証、渾身の学問的想像力で迫る、日本古代文学研究史上の記念碑的作品。
黎明―原始的想像力の日本的構造
幻視―原始的想像力のゆくえ
火山列島の思想―日本的固有神の性格
廃王伝説―日本的権力の一源流
王と子―古代専制の重み
鄙に放たれた貴族
心の極北―尋ねびと皇子・童子のこと
日知りの裔の物語―『源氏物語』の発端の構造
フダラク渡りの人々
偽悪の伝統
飢えたる戦士―現実と文学的把握
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