ちくま学芸文庫
悪文の構造
─機能的な文章とは
千早耿一郎
著
loading...
1,320
円978-4-480-08137-7
0110
-4-1
1994/06/07
文庫判
528
頁1927年に刊行されるや、ドイツの哲学界に深刻な衝撃をもたらした、ハイデッガーの最初の主著。《存在》の諸相をその統一的意味へさかのぼって解明すること、そして、存在者の《存在》を人間存在(=「現存在」)の根本的意味としての《時間》性から解釈することを主旨として、「現存在の準備的な基礎分析」と「現存在と時間性」の二編から構成する。上巻ではこの前者を収録した。「現存在」の根本的な構成が「世界=内=存在」として提示され、「現存在」のうちに見いだされる「存在了解」を探求すべく、基礎的な問いが差し出される。
序論 存在の意味への問いの提示(存在の問いの必然性、構造および優位
存在問題の開発における二重の課題 考究の方法および構図)
第1編 現存在の準備的な基礎分析(現存在の準備的分析の課題の提示
現存在の根本的構成としての世界=内=存在一般
世界の世界性
共同存在と自己存在としての世界=内=存在、「世間」
内=存在そのもの
現存在の存在としての関心)
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。