ちくま学芸文庫
改稿 日本文法の話〔第三版〕
阪倉篤義
著
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1,034
円978-4-480-08319-7
0198
-1-2
1997/01/09
文庫判
0
頁副題の「今でもやっぱり生きている」とは、昔話の結びの常套句。昔話や童話は、筋の展開、登場人物の台詞において、人と社会、人と人のあらゆる関係を反映している。「七羽の烏」「白雪姫」「金の毛が三本ある悪魔」…読み継がれ、語り伝えられてきたグリム童話からおなじみの話に取材し、主人公が難題を解決するために持たされるアイテムが何を意味するのか、またいばら姫や赤ずきんなどドイツ語圏の昔話の主人公はなぜ女性が多いのか、などなど、機知に溢れるテーマを選び、構造や背景を文芸学的手法で比較分類し、その背景に潜んでいるものに迫る。『昔話の本質』の姉妹編。
第1章 七羽の烏
第2章 白雪姫
第3章 金の毛が三本ある悪魔
第4章 死人の恩返し
第5章 賢いグレーテル、仕合せハンス、賢いエルゼ
第6章 偽の花嫁と本当の花嫁、けもの息子とけもの婿
第7章 昔話に登場する人と物
第8章 昔話の語り口
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