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定価

1,650

(10%税込)
ISBN

978-4-480-08453-8

Cコード

0122

整理番号

-13-3

1998/08/10

判型

文庫判

ページ数

560

解説

内容紹介

現代のさまざまな国家形態、政治思想、さらに哲学、弁論、文学・芸術の諸ジャンルにおける精神活動は、原型をほとんど古代ギリシアに見いだすことができるだろう。この天才的な民族の創造物にあらゆる面から深い考察を加え、文化史家としての力をすべて結集することで、ブルクハルトの『ギリシア文化史』は成立した。その史観の類を見ぬ深刻さ、厳しく率直な人間観、深い洞察力と広い視野により、古今の史家の試みをはるかに凌駕して、この畢生の大著は歴史の真実に肉薄する。第3巻は、神託、占いの世界に言及し、妬みや死などをめぐる生観念の特異性と、そこから造形芸術が誕生する過程を説き明かす。

目次

宗教と祭祀(ギリシアの英雄神祭祀)
未来の探索
ギリシア的生の総決算
造形芸術(芸術の目覚め
芸術の諸ジャンル
哲学者、政治家、そして芸術)

著作者プロフィール

ヤーコプ・ブルクハルト

( ぶるくはると,やーこぷ )

1818-97年。スイスの美術史家・文化史家。ベルリン大学で、歴史家ランケと美術史家クーグラーに学ぶ。1858年から35年にわたってバーゼル大学教授として歴史学、美術史を講じる。本書の他『コンスタンティヌス大帝の時代』(1853年)、『チチェローネ』(1855年)、『イタリア・ルネサンスの文化』(1860年)、『ギリシア文化史』(1898-1902年)等の著作がある。

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