ヤーコプ・ブルクハルト
( ぶるくはると,やーこぷ )1818-97年。スイスの美術史家・文化史家。ベルリン大学で、歴史家ランケと美術史家クーグラーに学ぶ。1858年から35年にわたってバーゼル大学教授として歴史学、美術史を講じる。本書の他『コンスタンティヌス大帝の時代』(1853年)、『チチェローネ』(1855年)、『イタリア・ルネサンスの文化』(1860年)、『ギリシア文化史』(1898-1902年)等の著作がある。
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1,430
円978-4-480-08456-9
0122
-13-6
1998/11/10
文庫判
384
頁現代のさまざまな国家形態、政治思想、さらに哲学、弁論、文学・芸術の諸ジャンルにおける精神活動は、原型をほとんど古代ギリシアに見いだすことができるだろう。この天才的な民族の創造物にあらゆる面から深い考察を加え、文化史家としての力をすべて結集することで、ブルクハルトの『ギリシア文化史』は成立した。その史観の類を見ぬ深刻さ、厳しく率直な人間観、深い洞察力と広い視野により、古今の史家の試みをはるかに凌駕して、この畢生の大著は歴史の真実に肉薄する。第6巻は、前6世紀以前の植民活動とギリシア的生の基本原理「競技」の意義を問い、その後代への継承を展望する。
第9章 ギリシア的人間とその時代的発展(序論
英雄神的人間
植民的人間と競技的人間)
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