モーリス・メルロ=ポンティ
( めるろ=ぽんてぃ,もーりす )1908~61年。高等師範学校卒業。実存哲学、現象学的思想を代表するフランスの哲学者。人間の行動、身体、言語、藝術などについて深い哲学的洞察を示し、さまざまな文化領域にいまなお大きな影響を及ぼし続けている。サルトルとともに雑誌『レ・タン・モデルヌ』を創刊し、多くの政治的発言も行なう。著書に『行動の構造』『知覚の現象学』『シーニュ』『眼と精神』など多数。
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1,100
円978-4-480-08468-2
0110
-1-1
1999/03/10
文庫判
320
頁メルロ=ポンティの思想の魅力は、言いえないものを言うために傾ける強靱な思想的な営為にある。彼の思考の根幹にあるのは、客体であるとともに主体であり、見る者であるとともに見られるものであるという「身体」の両義性を考え抜こうとする強い意志である。この「身体」という謎によって開ける共同の生と世界の不思議さ。
言語について(表現としての身体と言葉
言葉の問題)
身体について(問い掛けと直観
絡み合い―キアスム)
自然について(自然の概念)
政治と歴史について(プロレタリアから人民委員へ
歴史の理論のための資料
個人の歴史と公共の歴史における「制度」)
芸術について(セザンヌの疑い)
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