ちくま学芸文庫
改稿 日本文法の話〔第三版〕
阪倉篤義
著
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むかしむかしあるところに…ほんの数十年前まで、昔話は、幼な子が人生の最初に楽しんで聞く文芸だった。神々が人界をめぐり、鶴女房が飛来し、海底の都にみちびかれる語りの世界。無数の語り手と聞き手とが共同でつくりあげたさまざまなお話は、いく世代にもわたって口伝えで生きつづけ、ゆたかで奥深い口承文芸の宇宙を築いてきた。その一千を超えるタイプのなかから、下巻には「猿蟹合戦」「かちかち山」などの「動物昔話」29話、「笑い話」123話、「形式話」7話を収録。いまや失われようとしている日本の昔話の集大成。
2 動物昔話(ほととぎすと兄弟
かえる不孝
水乞い鳥
蚕と娘
ふくろう紺屋 ほか)
3 笑い話(婆の鳥食い
餅は阿弥陀さま
菓子は毒
魚は剃刀 ほか)
4 形式話(落ちる木の実
天からふんどし
爺はじっと
はなし話
むかしはむかっと ほか)
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