ちくま学芸文庫
改稿 日本文法の話〔第三版〕
阪倉篤義
著
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「われわれは群衆と芸術家たちの目を惹きつけるものすべてについて語るであろう」。19世紀中葉、フランスの美術革新期において、一部の階級の独占物であった絵画を広く公衆にもたらし、その蒙を啓くことを批評家の任務としたシャルル・ボードレール。モデルニテの成立期における芸術の状況を社会的・歴史的に位置付け、決断し、創造していく芸術家・批評家でもあった詩人の言説を熟読し、再検討するとともに、ドラクロワ、クールベ、マネら同時代の画家との交渉を通して論じる。
1 群衆の中の批評家―シャルル・ボードレール
2 ダンディ、それとも芸術家?―ウージェーヌ・ドラクロワ
3 ナルシスと民衆―ギュスターヴ・クールベ
4 “現在”の発見―エドゥアール・マネ
5 風景の中の芸術家―シャルル・ボードレール
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