ジル・ドゥルーズ
( どぅるーず,じる )1925-95年。フランスの哲学者。1970年よりパリ第8大学教授。60年代以降の言語論的な転回、ポスト構造主義の思想的文脈のなかで思索を重ね、主著『差異と反復』(1968年)などを世に問う。また、ガタリとの共著『アンチ・オイディプス』(1972年)、『千のプラトー』(1980年)は、精神分析やマルクス主義の概念を援用した資本主義社会論として、大きな影響を与えた。
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1,210
円978-4-480-08542-9
0110
-7-2
2000/02/08
文庫判
272
頁ドゥルーズの哲学のすべてがその初期のヒューム論のなかにある。それはドゥルーズの哲学のアルファにしてオメガである。『経験論と主体性』と並ぶドゥルーズのヒューム論考でありながらも.これまで一度も読者の前にその姿を現すことのなかった幻の共著の邦訳ここになる。ドゥルーズの独特なヒューム読解の精髄を示すとともに.想像力とは何か.情念とは何か.仁愛とは何か.正義・公正とは何か.徳とは何かといった.ドゥルーズの思考の最も奥深き動因をも鮮やかに呈示する。今後の新たなドゥルーズ理解にとっての必読の書である。
第1章 ヒュームの人生
第2章 哲学
第3章 業績
第4章 業績補遺
ヒューム抜粋集
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