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ちくま学芸文庫

神智学

神秘主義的思考を明晰な思考に立脚した精神科学へと再編し、知性と精神性の健全な融合をめざしたシュタイナーの根本思想。四大主著の一冊。

定価

1,100

(10%税込)
ISBN

978-4-480-08571-9

Cコード

0110

整理番号

-8-2

2000/07/10

判型

文庫判

ページ数

272

解説

内容紹介

「本書の中で、超感覚的世界の若干の部分を叙述するつもりである。感覚的世界だけを通用させようとする人は、この叙述を空疎な想像の産物と見做すだろう。しかし感覚界を越えてゆく道を求める人なら、もうひとつの世界を洞察することによってのみ、人間生活の価値と意味が見出せる、という本書の観点をただちに理解してくれるだろう。」(本書より)「秘教」の思想を、明晰な思考に導かれた新しい総合文化へと再編し、個人の自己実現と社会の進歩へとつながる可能性を提示した、シュタイナー四大主著の一冊。

目次

人間の本質(人間の体の本性
人間の魂の本性
人間の霊の本性 ほか)
霊の再生と運命
三つの世界(魂の世界
魂の世界における死後の魂
霊界 ほか)
認識の小道

著作者プロフィール

ルドルフ・シュタイナー

( しゅたいなー,るどるふ )

1861-1925年。オーストリアの哲学者。自らの思想を人智学として樹立。のち、スイスにおいて、教育、芸術、農業、医療等で、人智学運動を行う。『神秘学概論』『神智学』『いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか』(いずれもちくま学芸文庫)など著書多数。

高橋巖

( たかはし・いわお )

東京生まれ。慶応義塾大学大学院博士課程修了。1973年まで同大学文学部哲学科、美学・美術史教授。現在、日本人智学協会代表。

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