ちくま学芸文庫
改稿 日本文法の話〔第三版〕
阪倉篤義
著
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1,650
円978-4-480-08662-4
0198
-22-1
2001/10/10
文庫判
512
頁20世紀最大の詩人のひとりW.B.イェイツは、千変万化する現象界に目を注ぐ一方、その奥に時空を超えて存在する神秘な世界を垣間見、心の二元性に逢着し、言い知れぬ苦悩を味わった。そして、彼自身の秘教的思想を披瀝する『幻想録』の体系構築を行なう。それは、生死を繰り返す人間の魂の変貌を、盈虚する月の28の相になぞらえ、「大車輪」のなかに位置する28の顕現体として動的に捉えると同時に、人間の歴史の流れをも、キリスト教文明の終わりを予期するなかで、「歴史の円錐」の動きとして把握する。イェイツの芸術、思想の真髄。
エズラ・パウンドにあてて
マイケル・ロバーツとその友人の物語―彼の弟子による記録抄
月の諸相
第1編 大車輪
第2編 象徴の完成
第3編 審判に臨む魂
第4編 古代人の大年
第5編 鳩か白鳥か
周期の終末
万霊節の夜―一つのエピローグ
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