ちくま学芸文庫
悪文の構造
─機能的な文章とは
千早耿一郎
著
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いつでもちょっぴり不機嫌で、どうにも手に負えない、小さな存在―少女たち。この捉えどころのない生きものは、幼児から女へと変貌するあわいの瞬間に奇跡のごとくたちあらわれ、やがて幻のようにうつろってゆく。かたや、写真というものは、つねに儚いものの姿を追い求めつづけてきた。だから、まるで捕虫網で美しい蝶をつかまえようとするように、写真が少女という一瞬の姿を捕らえてきたのは当然の成りゆきなのだ。洋の東西を問わず撮りつがれてきた少女写真を厳選し、小さなサイズに閉じ込めた、手のひらに載るコレクション。
少女写真の世界へようこそ
花と乙女
異国少女たち
人形愛の世界
日本少女たち
二人の少女
少女と小道具
グリーティング・カード
少女のまなざし
ルイス・キャロルの少女写真
小さきもの―コビト論
スリーピング・ビューティ
技術論
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