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ちくま学芸文庫

新版大東京案内 (上)

昭和初年の東京の姿を、都市フィールドワークの先駆者が活写した名著。上巻には交通機関や官庁、デパート、盛り場、遊興、味覚などを収録。

定価

1,210

(10%税込)
ISBN

978-4-480-08671-6

Cコード

0195

整理番号

-18-1

2001/10/10

判型

文庫判

ページ数

352

解説

内容紹介

関東大震災の破壊から復興なった、昭和初期の東京―モダンボーイ、モダンガールが闊歩し都市化が進む昭和4年の東京の生活と風俗を、都市フィールドワークの先駆者・今が徹底的にガイドする。戦災で壊滅する前のモダン都市・東京の姿を伝える、愉しく貴重な記録。上巻には、東京の顔(地域、街路、交通機関)、動く東京(官衙、マスコミ、銀行、デパート、刑務所、病院)、盛り場(銀座、浅草、神楽坂、新宿、上野)、享楽の東京(劇場、映画館、寄席、カフェー、ダンスホール)、遊覧の東京(名所旧跡、年中行事、新名所、縁日、夜店、味覚)などを

目次

大東京序曲
東京の顔
動く東京
盛り場
享楽の東京
遊覧の東京

著作者プロフィール

今和次郎

( こん・わじろう )

1888年、青森県弘前市生まれ。建築学者、風俗研究家。1912年、東京美術学校図案科卒業。17年頃から郷士会へ参加、柳田国男らと農村・民家の調査を行う。20年~59年まで早稲田大学教授。23年の関東大震災後、吉田謙吉とともに「バラック装飾社」や「考現学」を始める。その後の研究範囲は服飾・風俗・生活・家政にまで及んだ。73年没。

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