ちくま学芸文庫
改稿 日本文法の話〔第三版〕
阪倉篤義
著
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神はどのようにして発見され、語られ、利用されてきたのか。古今東西の文学・思想の森に分け入って、その本質的要素を抽出した高橋神話論の集成。第2巻は、不可測の「原初」を模倣・継承し、反復し、再現することによって成り立つ神話的な「生」(ビオス)を探り、すべて茫々、さだかではない不可思議な謎、始原を解き明かす。また、連続と非連続、生と死、循環と行き止まり、謎と解決など、構造的なモティーフから生じる迷路や迷宮の出現を考察し、重なりつつ背きあう人間の心の中の迷宮をも読む。さらに、不可視の奥から突如あらわれる神と、その在り処が不明になった神の消失点を見届ける。全2巻完結。
1 引用と再現(引用と再現
引用について―他者の受容 ほか)
2 始原と記憶(神話的想像力―名前と数字について
聖なる複数の世界 ほか)
3 迷宮・闇・禁忌(幽顕の境―あそび・まじめ・めまい
見えない迷宮 ほか)
4 神―顕現と変相(道化と戦慄
道化と神 ほか)
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