J.G.フレイザー
( ふれいざー,J.G )1854~1941年。スコットランド生まれの人類学者。グラスゴー大学卒 業後、ケンブリッジのトリニティ・カレッジに進み、リヴァプール大学教授、トリニティ・カレッジ教授を歴任。1914年にはナイトに叙任。他の著書に『金枝H』『トーテミズムと外婚制』など。
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1,760
円978-4-480-08737-9
0139
-18-1
2003/01/08
文庫判
560
頁「肘掛椅子の人類学」と断じ去るのは早計だ。ただならぬ博引旁証に怖じる必要もない。典型的な「世紀の書」、「本から出来上がった本」として、あるいはD・H・ロレンス、コンラッド、そして『地獄の黙示録』に霊感を与えた書物として本書を再読することには、今なお充分なアクチュアリティがあろう。ここには、呪術・タブー・供犠・穀霊・植物神・神聖王・王殺し・スケープゴートといった、人類学の基本的な概念に関する世界中の事例が満載されているだけでなく、資料の操作にまつわるバイアスをも含めて、ヨーロッパ人の世界解釈が明瞭に看取でき
第1章
樹木崇拝
古代の樹木崇拝)
第2章 魂の危機(王と祭司のタブー
魂の本質
王と祭司のタブー(承前))
第3章 神殺し(聖なる王を殺すこと
樹木霊を殺すこと
死神を追放すること
アドニス
アッティス
オシリス
ディオニュソス
リテュエルセス)
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