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ちくま学芸文庫

青山二郎全文集 (上)

定価

1,540

(10%税込)
ISBN

978-4-480-08741-6

Cコード

0195

整理番号

-20-1

2003/01/08

判型

文庫判

ページ数

448

解説

内容紹介

青山二郎は、小林秀雄、白洲正子の骨董の師匠としてだけでなく、河上徹太郎、中村光夫、宇野千代といった周囲の人たちにも大きな影響を与えた。その青山の信仰とは、知識に依らず、眼を頭から切り離して、純粋に眼に映ったものだけを信じるという「眼の哲学」であった。やきものから学んだ眼力によって、骨董はもちろん、人間の真贋から社会批評まで、ズバリとその本質を言い当てる。青山の文章は、独特な比喩とともに難解なところもあるが、知識ばかりが横溢する現在、もっとも辛辣な文明批評となっている。上巻は、「梅原龍三郎」「北大路魯山人」「小林秀雄と三十年」「贋物と真物について」など、美術と人物に関する文章43篇を収録。

目次

梅原龍三郎
富岡鉄斎
ピカソの陶器
国宝と税金
バッハの音楽
琳派について
バアナード・リーチ
映画評
日本の陶器―覚え書き
北大路魯山人〔ほか〕

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