ちくま学芸文庫
改稿 日本文法の話〔第三版〕
阪倉篤義
著
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古来、西欧においても、また日本でも、怪異・幻想文学は「文学」の正道として認められてこなかった。しかし、そこには生の限界状況のなか、さまざまに苦悩する人たちの魂の叫びがあり、それぞれの民族の本質的性格さえ表れているのである。本書に収録されている秋成、南北、黙阿弥、鏡花などの世界から、西欧近代の神秘家フランシス・グリーアスン、詩人エイ・イーなどを論じた壮大な東西のデモノロジー、オカルティズム、ウィッチクラフト、ミステシズムの諸考察は、言葉の錬金道士日夏耿之介の独壇場であり、今にいたるも他の追随を許さない。「サバト世界」文庫オリジナルである。
1 恠異・古譚(恠異ぶくろ
徳川恠異談の系譜
怪談牡丹灯の源流 ほか)
2 楚囚文学・焚書(楚囚文学考
獄中文学考
焚書史話 ほか)
3 神秘(全神秘思想の鳥瞰景
フランシス・グリーアスン
近代神秘詩と詩人エイ・イーの位相)
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