ちくま学芸文庫
改稿 日本文法の話〔第三版〕
阪倉篤義
著
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1,430
円978-4-480-08814-7
0170
-12-1
2004/08/09
文庫判
336
頁世に言う「ヴァールブルク学派」の仕事の紹介は少なくないが、肝腎の名祖自信の著作は未知のままという奇妙な状況が続いた。個別科学の了見の狭さを「国境警察の偏見」と断じたその人を、既成の美術史や文化史の枠に押しとどめようとする倒錯も根強い。「アテナイはまさに繰り返し新たにアレクサンドリアから奪い返される必要がある」と語るヴァールブルクの思想空間の全体は、いまだ名づけられていない。この、ブルクハルトとニーチェの一族にしてフロイトとベンヤミンの同時代人、「血はユダヤ人、心はハンブルク人、魂はフィレンツェ人」の肉声に、今こそ耳を傾けよう。重要著作3篇、本邦初・新訳。
イタリア美術とフェッラーラのスキファノイア宮における国際的占星術
ルター時代の言葉と図像に見る異教的=古代的予言(宗教改革、魔術、占星術
宗教改革時代の宇宙論的、政治的世界観の中の異教的=古代的要素:ルターおよびその周辺における占星術と奇形学
ルター時代におけるヘレニズム的応用宇宙論による予言とドイツ人文主義における古代の復活:東方における仲介および起源)
東方化する占星術
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