ちくま学芸文庫
改稿 日本文法の話〔第三版〕
阪倉篤義
著
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1,650
円978-4-480-08834-5
0139
-4-1
2004/09/08
文庫判
480
頁北米先住民・ズニ族は、人類学者たちにとって、永いあいだ大きな謎の存在でありつづけた。その身体的、言語的特徴が周辺の諸部族と際立って異なり、類縁関係が認められなかったのだ。かれらは一体何者で、どこからやって来たのか。本書は、この問いに極めて大胆な仮説を提示する。文化、身体的特徴の類似、考古学的遺物の存在などから、室町時代に日本人が太平洋を渡り北米大陸に到達し、原ズニ族に文化変容を与えたのではないか、と。形質人類学、海洋学、考古学、言語学などの成果を採用しつつ、文化人類学のみならず、人類の移動史に大きな発想の転換を促す、知的刺激に満ちた書。本邦初訳。
第1章 プエブロの展望
第2章 宇宙の中心を目指す
第3章 砂漠を越えて
第4章 太平洋岸と潮流
第5章 船と浅瀬
第6章 歯と骨、血液と疾病
第7章 言葉と流浪者
第8章 親族とカチナ―社会混入者の文化保存
第9章 コスモロジーと宗教―コッコとカミ
第10章 「菊と刀」再訪
結語 イティワンナ―宇宙の中心
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