現在、『大言海』から面白そうな言葉を抽出して、一冊の本にまとめています。そのおおもとの『言海』と比較しながら読むと一層面白いのです。どちらも字が小さく老眼の私には、天眼鏡なしでは読めませんが。多くの作家が個性豊かなこの辞書を愛読したのが頷けます。引く辞書でなくまさしく読む辞書なのです。こうして復刻されたことに感謝しています。もっと多くの方に読んでいただきたく、愉しい本になるように孤軍奮闘している毎日です。
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内容紹介
近代的なスタイルの国語辞典の第1号『言海』は、「読める辞書」としても絶大なる人気を誇ってきた。語釈には「堂々めぐり」がほとんどなく、意味の本質に迫るキリッとした名文づくし。とりわけ動物・植物・鉱物などの語釈がシブい。ユーモアすら漂う。明治時代の俗語もまじり、方言などの注記もある。用例も豊富で、古典のアンソロジーのような一面も。巻頭の「語法指南」は日本最初の近代的な文法書として愛用された。明治のことばの辞典として、また古語辞典としても役に立つ。国語辞典として使うための詳しい解説つき。縮刷版(明治37年)の内
この本への感想
五十嵐薫さんの「富山房大言海は私に解読できない。」は分からないでもないですが、普通の国語辞典になれれば、十分に理解できると思います。大言海は、近代の言葉の宝庫です。この「言海」は、「大言海」の初めの姿を知れるという意味で、興味ある辞典です。
私度僧照闇
さん日本語の源を学びたいと思っている。
富山房大言海は私に解読できない。
富山房大言海は私に解読できない。
五十嵐薫
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