ちくま学芸文庫
改稿 日本文法の話〔第三版〕
阪倉篤義
著
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イベリア、マグレブ(北アフリカ)、プロヴァンス、イタリア、ギリシア、トルコ、シリア、そしてエジプト…。三大陸に囲まれた地中海世界は、「人類の歴史」という壮大なドラマが繰り広げられた舞台である。そのため、「行って、見て、そして考える人」は、どこへ行っても深い魅力のとりことなり、「もう一度訪ねてみたい」という誘惑に駆られてしまう。ここに収められたのは、そのような各地を折に触れてめぐるたびに、丹念に残した観察の記録の集成。半世紀におよぶ著者の地中海体験が、みごとに分類・凝縮されて語られる。それはユニークな文明論でもある。
序章 三大陸の内海
第1章 イベリアの光と影
第2章 マグレブ再考
第3章 プロヴァンスの歴史を歩く
第4章 チュニジアからシチリア、そしてイタリアへ
第5章 ギリシアの日々
第6章 エジプトで暮らす
第7章 「歴史的シリア」の回想
第8章 東西をつなぐトルコ
第9章 八十にして、起つ
終章 文明をはぐくむ地中海世界―伊東俊太郎氏との対話
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