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定価

1,210

(10%税込)
ISBN

978-4-480-08874-1

Cコード

0110

整理番号

-8-5

2004/08/09

判型

文庫判

ページ数

224

解説

内容紹介

マクロコスモス(宇宙)とミクロコスモス(人間)は、どのように照応しているのだろうか。人体を神の宮居、聖なる霊の神殿と観ずる秘儀の伝統は、忘却の危機にある。本書は、循環器系、呼吸器系、神経系を軸に、自我とその身体器官全般との関係について、神秘学的な観点から包括的に語った生理学の書。「人間は自分の本性から遠く離れてしまったので、自分自身を理解するためには、非常に遠い道のりを歩かなければなりません」。深い問題意識に貫かれ、粘り強い思考力と圧倒的な情熱が横溢するこの連続講義は、シュタイナーの医学、治療教育学を知る上で、不可欠の基本文献である。全面改訳決定版。

目次

人間の本性
講義の構成
人体形姿の二重性
脳と脊髄
脳と魂
オーラ
生理のオカルト的考察
心臓の二重性
人体の内界と外界
脾臓、肝臓、胆汁〔ほか〕

著作者プロフィール

ルドルフ・シュタイナー

( しゅたいなー,るどるふ )

1861-1925年。オーストリアの哲学者。自らの思想を人智学として樹立。のち、スイスにおいて、教育、芸術、農業、医療等で、人智学運動を行う。『神秘学概論』『神智学』『いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか』(いずれもちくま学芸文庫)など著書多数。

高橋巖

( たかはし・いわお )

東京生まれ。慶応義塾大学大学院博士課程修了。1973年まで同大学文学部哲学科、美学・美術史教授。現在、日本人智学協会代表。

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