ジャック・デリダ
( でりだ,じゃっく )1930-2004年。仏領アルジェリア生まれ。エコール・ノルマル・シュペリウール卒業。西洋形而上学のロゴス中心主義に対する脱構築を唱え、文学、芸術、言語学、政治哲学、歴史学など多くの分野に多大な影響を与えた。著書に『声と現象』『グラマトロジーについて』『エクリチュールと差異』『ヴェール』(シクスーとの共著)『獣と主権者Ⅰ・Ⅱ』ほか多数。
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1,540
円978-4-480-08890-1
0110
-2-5
2005/03/09
文庫判
416
頁サルトルの語彙を選び出し時代を照射してみせる「『彼は走っていた、死んでもなお』やあ、やあ」、正義や権力、新しいヨーロッパを語った「ユートピアではなく、不‐可能なもの」、その思想全体を俯瞰し明確なデリダ像を浮き彫りにする傑作インタビュー「『他者は他なるものであるからこそ秘密なのです』」など。デリダが自らの作品について、また自分への批判について自在に語り尽くす。デリダ自身が編んだ、その思想を理解するための最良の書。全2巻、本邦初訳。
「彼は走っていた、死んでもなお」やあ、やあ
ムミア・アブー=ジャマルのために
アルジェリアへの態度決定
「でも…、そうではなく…、かつてなく…、それでも…、メディアについて…」(知識人について、みずからによる定義の試み、アンケート)
歓待の原則
「ソーカルとブリクモンは真面目じゃない」
「この紙面の制約のもとで」あたかも可能であったかのように…
日曜日のわたしの『ユマニテ』
ホセ・ラインハのために―わたしが信じていること、知っていると信じていること…
「いまフランスの哲学者であるというのは、どういうことなのでしょうか」
ユートピアではなく、不‐可能なもの
「他者は他なるものであるからこそ秘密なのです」
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